馬房の敷料(おがくず、わら)について

このページでは、東大馬術部で使用している敷料について説明します。

敷料とは

敷料は、家畜を飼育する際に寝床に使用するおが屑や藁、もみ殻などを指しています。
東大馬術部では、現在、おが屑や藁を敷料として利用しています。
敷料は馬の健康にとって重要な要素の1つです。
毎日、馬房を掃除して汚れたおがや藁を交換しています。

敷料と馬の健康

敷料は馬が馬房内で常に接しています。特に蹄の健康と大きく関わってきます。

蹄の役割

馬にとって蹄は「第二の心臓」と呼ばれるぐらい大切です。
蹄が着地したり、地面を離れたりする際にポンプのような役割を果たしています。
つまり、心臓から送られてきた血液を送り返す役割をしています。
もちろん、運動時のクッションとしての役割も果たしています。
このように、蹄の健康は馬の寿命にも競技馬としての寿命にも大きく関わってきています。

敷料と蹄の関係

蹄は湿気に弱いです。敷料が汚れていたり、湿っていたりするとすぐに蹄がぼろぼろになってしまいます。
また、当馬術部は野川沿いにあるため、湿度が高くなりやすいです。
そのため、蹄を守るために、馬房を毎日きれいにしています。

JRAの研究では蹄の健康のためには藁馬房がベストのようです。
ただし、藁を食べてしまう馬も多いため、東大馬術部ではオガも敷料として使用しています。


掃除が終わった後のふかふかの馬房は馬にとっても気持ちがいいらしく、馬房に戻してあげると寝てしまう馬もいます。可愛いですね。

馬が快適な馬房ライフを送れるよう、おがや藁を提供してくださる、という方、umatodai@gmail.comにメールでご連絡ください。
お待ちしています!